茶白のマロン

心室中隔欠損症の猫。2017.10.20に天国へ。

2017.9.1 ホモトキシコロジーとマロン。


昨晩8.31に仕事から帰宅すると、マロンの様子がおかしい。

ヘナヘナしてます。


人間用の体温計で熱を何度計っても測定不能(42度越え)…ペット用のお尻に入れるタイプは病院でやっても暴れて危険なので、温度計で足の付け根を計ってみましたがそれでも40度。

ごはんも食べられなくて辛そうでした。



猫には解熱剤がないし、マロンは心臓に負担をかけられないのでむやみな投薬や点滴もできません。

入院よりも家でやっている皮下補液と、身体に保冷剤をあてるのが最善の方法だと先生に言われていたので、

治療ができないなら夜間救急病院でなく、改めて担当の先生に診てもらおうと思い、

うたた寝しながらマロンをなでつつ、朝を待ちました。


朝担当の先生に相談をしたところ、やはり解熱治療はしようがないとの事でした。

それなので、前に少し進められていたサプリや自然療法を追加してみますと伝えて、

以前から考えていたホリスティックな治療ができる動物病院に行く事にしました。


電車に乗っても駅からかなり歩くため、タクシーで行ったのですが、マロンにはやはりとても負担だったらしく、おもらしをしてしまいました。

ごめんね。。。


いつもタクシーの捕まりにくい道で、珍しくすぐに捕まったタクシーの運転手さんは動物が好きな方でした。


キャリーケースの中でおもらしをしてしまったので、少し匂ったらごめんなさいと謝ったところ、

優しい運転手さんは

「悲しい話だけど昨日から奥さんが猫虐待のニュースを観てずっと激怒していてね。

朝家を出るときもずっと怒ってました。

犬猫が好きでね、うちにもいるんですよ。

それに朝出勤したら職場の同僚が自分のうちの猫ちゃんの画像を見せてくれていて皆で可愛いねってちょうど盛り上がって、会社をさっき出てきたんです。

偶然にも猫の話が続く1日なので、きっと何かが起こる日ですよと元気づけてくれました。


そして、中目黒にもとても有名な動物病院があり、全国から患者さんが来ているよと教えてくださりました。





さてタクシーで25分、それでも家からはかなり近いホリスティック医療のできる動物病院さんに到着しました。


今回Instagramでマロンの事を知ってくださった方から、たぶん近いのではないかと紹介していただいた病院です。

本当に感謝です。



私は小心者で駆け引きが出来ないので、院長先生に通っている病院と手術を検討している病院も全てお話しました。

すると、なんとどちらの病院の院長先生ともお知り合いで、僕の名前を伝えてくれれば分かりますよと言われました。

ご縁を感じます。



まず今までの検査結果を見ていただきました。


今通っている動物病院さんも信頼しているので、そちらに通いながらプラスで何かできないか考えているとお伝えしたところ、

コロナには感染しているけれど、まだFIPは発症していないからなんとかなるかもしれない。

今の治療方針を邪魔しないよう、ホモトキシコロジーで免疫力を徹底的にあげていきましょうとおっしゃっていただきました。


ご存知の方も大勢いらっしゃると思いますが、ホモトキシコロジーは自然治癒力を高めるためのホリスティックな治療法です。

特に猫ちゃんの腎臓病には効果が高いそうです。


以前私が子宮の病気で手術をした時に、

ここまでは西洋医学だけど、ここからは東洋医学的な治療や自然療法でしか治せないと担当の医師におすすめされたホリスティック医療


効果のほどを実感して学び始めたホリスティック医療がストレスの溜まりやすいペットにはとてもよい効果をもたらす事は知っていたので、以前からモカにもバッヂレメディなどを与えていましたが、

今回は日本でも有名な専門医のしてくださる本格的な治療です。


マロンには免疫力を助けるお注射をしていただきました。

たぶん暴れますと伝えた瞬間に、マロンは痛くて思わず院長先生に噛み付いてしまいました。

院長先生の手からは鮮血がポタポタっと。。(;_;)

本当にすみません。。

マロンは悪くないよ。

ママがきちんとフォローできず、すみません。



優しい院長先生は、絆創膏をペタンと貼り、

「今日は一旦具合が悪く見えるかもしれません。明日はだいぶ楽になりますよ(^^)」




そして手術についてもお話をしてくださいました。


「手術ができるまでフォローアップしていきたい。たぶんこんなに強いマロンちゃんなら大丈夫だと思います。


だけど手術では輸血や、布を心臓に入れるから術後には免疫抑制剤を使う事になる。


そうなるとコロナウイルスがいる身体で免疫力がなくなると、かなり高い確率でFIPになる危険があります。


リスクが高い事を忘れないで。先生とどちらが最善かを考えていく事をしてください。」



手術をしないと早死する。

手術をしたら早死にするかもしれない。

失敗してすぐ死ぬかもしれない。

でも、長く生きられるかもしれない。



また色々と考えていかなくてはなりません。


しかし今は、まだFIPでなかったと思い、肩の力がすごい勢いで抜けました。


大丈夫かな。


マロンちゃん。

おばあちゃんになるまで一緒にいようよ。





マロンは今晩、ごはんを自分でたくさん食べられました。


なしか、お出迎えの姿にも力がありました。



応援してくださっている皆さまにも伝わったら嬉しいです。

この力強い眼差し。。。




「ごはんまだ?」って言ってますね。きっと。

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